そして物語は、こんなふうに始まります。
ある朝、バンコート夫人がテラスに出ると、手すりの上に小さな犬が座っていました。
背の高さも、体の長さも10センチしかありません。
犬の名前は、グローリア。
人間の言葉を話し、何と367もの芸ができるのです。
グローリアは、3歳くらいの金髪の短い髪の女の子と一緒です。
女の子の名前は、アナベル。
グローリアは、アナベルの両親から頼まれてアナベルを守っているのです。
アナベルの両親は、ある事情でアナベルをむかえに来ることができないのです。
バンコート夫人は、グローリアとアナベルと一緒に暮らすことにしました。
ある日、幸せに暮らしていたアナベルの前に、エメラルドの目をした金色の猫が現れます。
そして、アナベルに「おまえは妖精だ」と告げ、アナベルがもっと大きくなったらまた戻ってくると言い残して姿を消しました。
アナベルは小学生になり、ベアトリスという友達ができました。
アナベルは、不思議な猫のことを彼女に話すのですが信じてもらえません。
そんな時、またあの金色の猫が現れたのです。
物語が進むにつれ明らかになっていく、アナベルの出生の秘密。
物語の構成がしっかりしていて、物語の中に出てくるおもちゃのコレクション、登場人物も一人一人しっかり描かれていて、読んでいると、情景が浮かんでくるような物語です。
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