うみやまがっせん


うみやまがっせん (こどものともコレクション2009)

うみやまがっせん (こどものともコレクション2009)

  • 作者: 長谷川 摂子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 大型本



オススメ度:満月満月満月満月 5点満点で4点

うみやまがっせんは、読み手も子どもも楽しいお話し。

サルが、海にさかなを釣りに出かけ、竿に大きなたこがかかります。たこは釣られてなるものかと、いとをグーンと引っ張ります。さるはずるする海のほうへ。

助けを呼ぶとウサギが現れ、今度はたこが引っ張られ、助けを呼ぶと鯛がたこの応援に。

次々と登場してくる山の動物たち、海の魚たち、読んでいても面白い、引っ張り合いの絵を見て、子供たちも大喜び。

ページをめくるたびに、次は何が出てくるか興味しんしんのようす。

さてどちらが勝ったかは、読んだときのお楽しみ!!




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バルバルさん


バルバルさん (こどものとも絵本)

バルバルさん (こどものとも絵本)

  • 作者: 乾 栄里子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 2008/03/15
  • メディア: 大型本


満月満月満月満月 5点満点で4点

お話も絵も、子供たちに大人気でした。

バルバルさんは、とこやさん。まちのはずれに、青い屋根の小さな店を持っています。

ある日開店準備をしていると、ライオンがお店にやってきました。たてがみがからまって困っていると言います。

バルバルさんは、ライオンのたてがみを少し短く切ってあげました。

次にやってきたのは、ワニ。髪の毛を生やすいい方法は?

バルバルさんは、ワニにかつらをすすめました。お気に入りのかつらが見つかり、鼻歌を歌いながらワニは帰っていきます。

さて次に来たのは、羊です。羊のカットに、子供は大うけでした。次から次へと動物ばかりがやってきます。

最初は驚いていたバルバルさんでしたが、だんだん慣れて驚かなくなっていきました。でも、バルバルさんのお店に動物がやってくる理由は?

それは、読んでみてのお楽しみです。

とこやのバルバルさんと、動物たちのユニークな会話。ほのぼのとした絵。

心が温まり、笑顔になる絵本です。

子供達は、バルバルさんの髪型も気になったようです。






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オオカミくんは ピアニスト


オオカミくんはピアニスト

オオカミくんはピアニスト

  • 作者: 石田 真理
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2008/09
  • メディア: 大型本



満月満月満月満月三日月 5点満点で4.35点

オオカミくんはピアニストは、現代に孤独をかかえて生きている人の心を伝えてくれるような絵本です。

オオカミくんは ピアニスト。
そして ひとりぼっち。

この文章で始まる最初のページ、青い空の下に草も何も生えていない大地、そこに置かれたグランドピアノとオオカミくんの姿。ひとりぼっちの寂しさと悲しさが、胸に刺さるように伝わってきます。

そんなオオカミくんのところに、手紙が届きます。手紙には、「ぜひピアノを聞かせてください」と書いてありました。

オオカミくんは、手紙の送り主に会うために、ピアノを持って何日も砂の道を歩き続けました。手紙の送り主はカモメたちでした。オオカミくんは、海の音に合わせてピアノを弾きお礼にさかなを受け取りました。

家に帰ってきたオオカミくんは、貝殻に耳を当ててカモメのことを思いました。

ピアノをよく弾くようになったオオカミくんのところに、また遠くから手紙が届きます。オオカミくんは少し嬉しくなって、また遠くまで出かけていきます。

最後までオオカミ君は一人ぼっちです。でも心をつないでくれるオオカミくんのピアノ音色、またきっとオオカミくんのもとに「ぜひピアノを聞かせてください」と手紙が届くでしょう。



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子どもが変わる魔法のおはなし


子どもが変わる魔法のおはなし (子どもたちの幸せな未来ブックス)

子どもが変わる魔法のおはなし (子どもたちの幸せな未来ブックス)

  • 作者: 大村 祐子
  • 出版社/メーカー: ほんの木
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本



満月満月満月満月半月 5点満点で4.5点
この本、なかなかの優れものだと思います。

“第1章、こどもにとって「お話」とは?”では、子どもはどうして「お話」が好きなのか、お話はいつするのか、CDやテレビのお話ではなぜいけないのか、子どもの成長にはお話が力になる、などが説明されています。第2章で、子どもはどんなふうに成長するのかが説明解説されています。

この部分は、子どもを持つ親にとって大切なことなので読みたい(必要)なのでしょうがこの本をこのブログで薦める理由には入っていません。(すみません、この部分は私は興味が薄かったので、飛ばし読みでしか読みませんでした)

この本が優れているところはここ

私がこの本をブログで紹介したいなと思ったのは、この本の第3章にあります。年齢別にそして物語ごとにどんな場面で話たらいいかが説明されています。これは、お母さんが「いつ」「どのように」そのお話を子どもにしてあげればいいのかが分かって親にとってとても優しいつくりになっています。

子どもが眠くてぐずっているとき、ごはんがすすまない時、寝たくないという子どもたちは向けた話、おもちゃの片づけができない子どもになど、お話をする場面を設定してくれてあるのでとても役立つと思います。

年齢別には、生まれてから11歳になるまで5段階に分けて分類しています。(最後の8歳半から11歳はその年代の子どもたちについての解説なので、詩が1篇あるだけです)


お話の数は、生まれてから2歳半ころまで対象が、9話。2歳半から4歳半が、10話。4歳半から6歳半が、10話。6歳半から8歳半が5話。となっています。

本を見ていただければ分かるのですが、これでもかというくらい文字が詰まっています。充実しています。この本の中に詰め込められるだけのものをできるだけたくさん詰め込んだという印象があります。

隙間が多い本がたくさんある時代、この本を開いてみて、ぎっしりの文字に圧倒されるお母さんもいるかもしれません。もう少し行間をあけて読みやすく、そういう意見もあるかもしれませんが、それではこれだけの内容を本に詰め込むことはできなかったでしょう。




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ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく


ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく

ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく

  • 作者: ウィリアム スタイグ
  • 出版社/メーカー: セーラー出版
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 大型本



ちょっとイメージ画像が出ないのが残念ですが・・・

ねずみのソト先生は、とても腕のいい歯医者さん。奥さんのデボラさんはソト先生の助手をしています。

ある日電報が届き、二人はアフリカへゾウの虫歯を治しに出かけました。

この、ねずみがゾウの虫歯を治すという設定もとてもユニークです。

ところが、ゾウの治療を始めたソト先生は、アカゲキツネザルにさらわれてジャングルの奥に連れて行かれ、鳥かごのオリに閉じ込められてしまいます。

遠くでみんなが呼ぶ声が聞こえ、オリの中から何回も脱出しようと試みるのですが、どうすることもできません。

そんなソト先生の気力を支えていたのは、奥さんへの愛情でした。5日目に奇跡的にオリから出られたのですが、暗闇の中で、足をくじいて歩けなくなってしまいました。

それから・・・

この物語で、アカゲザルはソト先生をさらっていく場面にしか出てきません。普通なら勧善懲悪の物語で、アカゲザルがこらしめられるという内容になりそうですが。

このことが物足りなく感じる人もいるのでしょうが、ソト先生が無事助かってゾウの虫歯を治してという結末で、みんなが幸せなことが一番大切。生きていることって大切なんだなということを伝えているように感じます。

また、これは絵本を読んでみないと伝わらないことかもしれませんが、ソト先生と奥さんのデボラさんの二人の愛情がとてもステキに感じられます。

そのことが特に感じられるのは、最後の2行のソト先生が奥さんに言う言葉。

「きみってひとは、まったくなんてステキなんだ。わたしになにが必要か、いつだって知ってるんだもの。治療のどうぐいがいのこともね!」


posted by 吉原教室 at 22:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読み聞かせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする